2013年6月5日水曜日

第6回ビジネス法務クイズ「期限と条件について」の解答


第6回ビジネス法務クイズ「実体法と手続法について」の解答です。
6月4日のブログに掲載したクイズの解答です。

第6回クイズ
次のうち、内容が最も適切なものは1つ選んでください。

A.法律上、期限とは「1ヶ月後」というように将来発生する期日が確定しているものをいい、「自分が死んだら」など、発生する期日が不確実なものは期限と言えない。

B.一般的に会社が倒産するかどうかは発生が不確実な事実であるので、「A会社が倒産したら」という場合は期限でなく条件に当たる。

C.一般的に「B社からの入金があれば支払う」というのは解除条件に当たる。

D.一般的に「新製品が開発されれば本継続的給付契約は終了する」というのは停止条件に当たる。

■正解は、B です!

Aの「自分が死んだら」という、将来確実に起こるが、いつ起こるかは不確実なものを不確定期限といいます。
Bの「A会社が倒産したら」は、将来発生するかどうか不確実です。つまり条件とは将来発生するかどうか不確実な事実に契約の効力の発生をかからせる特約という、条件の基準を満たしています。
Cの「B社からの入金があれば支払う」は、条件成就(実現)によって契約の効力が生じます。このような条件を停止条件といいます。
Dの「新製品が開発されれば本継続的給付契約は終了する」は、条件成就(実現)によって契約の効力が失います。このような条件を解除条件といいます。
上記の理由から正解はBとなります。

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